パンとお皿

多分パンにも皿にも特に言及しません

20190109

朝。納豆とキムチと白米。

昼。醤油ラーメン。

夜。メンチカツなどを適当に。

 

ちょうど一年前にうけた網膜剥離の手術の経過観察のために病院へ行く。電車とバスを乗り継いで片道一時間以上かけて移動。普段は乗らない路線のバスなので外の風景を眺めたいのに、乗ったバスと自らの座高の相性が悪く、座っているとちょうど目線の位置に窓枠が来て、目隠しをされる格好になってしまった。

 

視力検査と眼の撮影、担当医による診察の後、「問題ないので、次は半年後に来るように」と言われた。半年後ということは手術から一年半も経つ事になる。それなのにまだ診てもらわないと行けないのかと少し動揺した。

 

診察後、院内のスタッフや医学生が主に利用しているという薄暗い食堂で三百円の醤油ラーメンを食べた。クタクタに煮込まれた具材の野菜の中に、ごく少量の赤と黄色のパプリカが紛れこんでいた。彩りのつもりなのかもしれないが、病院で食べる、強化プラスチックの器に盛られた三百円のラーメンに添えられた彩りは、むしろかすかにうら寂しい。

 

病院の帰りに吉祥寺に寄って、メンチカツを買うために並んでいると、自分より前に並んでいる人たちの所に、硬貨をちらつかせながら行列の順番を代わるようにジェスチャーで要求して練り歩く男が表れた。

みんな気味悪そうに拒絶していた。平日の昼間のあの店なんて、たいした行列でも無いのだから普通に並んでも10分もかからないし、変にインチキして入手したメンチカツを食べたって美味しくないだろうに。わずかな時間を惜しんで、すぐにでもメンチカツを手に入れないといけない特殊な事情でも有ったのだろうか。

 

夜。子供が39度台の熱を出したので近所の病院へ連れていくものの、水分を取らせて暖かく安静にさせる事ぐらいしかできないらしい。子供の夕飯は玉うどん半分程度と、メンチカツと一緒に買ってきたコロッケ少量。大人は、うどんの残りやメンチカツや、家にあるものを適当に食べて済ませる。