パンとお皿

多分パンにも皿にも特に言及しません

20190227

朝。納豆ご飯とスープ。

昼。鶏と玉ねぎの炒めもの、ブロッコリー、冷凍の白身魚フライ。

夜。鶏とレンコンの炒めもの。

 

税金がどのような仕組みで徴収されて、どのように使われているのか、何となくでしか認識できていない。確定申告や源泉徴収といった言葉の意味も曖昧だ。

良い大人としてこれではまずいかと思い、拠り所になる知識を求めて、岩波新書の三木義一『日本の納税者』を読んでみたら、税金に関する認識が曖昧なのは日本人の大多数に当てはまる特性であり、何故そのような事態に至ったのかという事を、歴史的経緯を紐解きながら、隠しきれない憤りを漂わせつつ説明してくれる内容だった。

日本の法律や制度は、日本人の納税者としての自覚や、もう一つ大きなスケールで言うと、国家に対する主権者としての当事者意識を希薄にするように設計されてしまっている。そのような状況下で運営されてきた国家の中に生きるわれわれ日本人は、当事者意識を欠落させたまま、ずるずると堕落没落し続けていくという問題意識が、「納税」という一つのイシューを通じて繰り出される一冊。